エッフェル塔の鉄骨を再利用した時計!?

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    みなさん、エッフェル塔の鉄骨を再利用した時計があることをご存知ですか?

    エッフェル塔は1889年にパリの万国博覧会のために建てられた当時世界一高い建物(1930年まで)です。

    今ではパリを代表する建物ですが、建築当初はいろいろと反対もあり、実は1909年には解体される予定でした!?
    しかし、ラジオの普及など無線を飛ばす塔としての役割が出き、取り壊されずに済みました。日本の東京タワーやスカイツリーなどは電波塔の役割が最初からありましたが、エッフェル塔はただの万博のモニュメントなのでその役割がなかったのです。

    ちなみに1889年にパリで出来た建物でもう一つ有名なものがあります。

    わかります??

    それは

    そうムーランルージュです。実はムーランルージュとエッフェル塔は同じ1889年に出来ました。

    と、話が脱線しましたが、このエッフェル塔の鉄骨を再利用した時計があるのです!!

    それがこちら



    エッフェル塔が改修工事をした時に、使用していた鉄骨の一部を譲り受け、その稀少なスチールを再加工してベゼルを製作したそうです。

    ベゼルとは縁のブロンズ色の部分。下の写真と見比べてもらえば分かりますがこのエッフェル塔のスチールからカットしたベゼルは
    幾何学的なフォルムとブラウンカラーをいかしています。

    これはエッフェル塔を下から見上げた写真

    しかもこの時計には

    エッフェル塔委員会の真正証明書がついてきます。

    このように1889年の物を利用して新しいのをつくる、これも一つのアンティークの形だと思い紹介しました。


    シャノワールの挿絵 ジャーナル ル・シャ・ノワール 新聞「黒猫」その2

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      初期のシャ・ノワールを語る上で欠かせない画家アドルフ・ウィレット(1857年〜1926年)
      まずは彼の有名な挿絵を紹介します。

      この絵が「ピエロ・ファミスト」訳すると「ふざけたピエロ」という作品で、1882年3月18日発行の第10号に掲載された最初の挿絵です。この絵は人気を博し他にも

      ピエロ・アムール(恋するピエロ)や

      見開きでも掲載されています。

      このピエロはウィレットの代名詞にもなり、

      上の絵のようにロートレックもウィレットのピエロを書いています。
      この絵はウィレットが作った雑誌の表紙をロートレックが描いたものです。

      また、他の画家もシャノワールの思い出としてこんな絵を書いています。

      右のピエロがウィレット 左のネコがスタンラン その間で偉そうに椅子に座っているのがサリだと思われます。

      最後に僕がウィレットの中で一番好きな絵を紹介します。

       それがこのParce, Domine, parce populo tuo/ne in aeternum irascaris nobi

      という作品。パリのモンマルトル美術館に飾ってある油絵で、実際のシャノアールでもかかっており、シャノワールが移転するときこの絵を担いで引っ越しをしたともいわれているほどシャノワールを代表する絵です。

      もちろん列の先頭にピエロがいます。そして右には黒猫もいます。

      それでは今回はこのへんで〜

       


      ジャーナル ル・シャ・ノワール 新聞「黒猫」その1

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        シャノワールといえばこの絵が一番有名ですが


        実はもう一つ有名な絵があります。きっと当時のパリではシャノワールといえばこの絵だったはずです。
        (上の有名な絵は閉店の1年前に作られた地方巡業のポスターなので)

        それは

        これ!見たことありますか?

        この絵はキャバレー「黒猫」が開店した1882年から1897年まで毎週土曜日に発行されていた機関紙です。上は絵の部分の拡大図でしたが全体像です。



        全8ページからなり、中に大体1枚の挿絵が入りました。この挿絵を描いて有名になったのがアドルフ・ウィレットのピエロやスタンランのネコになります。またこの新聞が発行された当初は挿絵を画家に憧れていた、オーナーのロドルフ・サリ自身も書いています。

        次からは、中の代表的な挿絵を紹介していきますので楽しみにしていてください。
         


        「ムルロ工房と 20 世紀の巨匠たち〜パリが愛したリトグラフ」を見てきました!

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          DIC川村 記念美術館で 2015年4月4日(土)〜2015年5月12日(火)まで開催されている、「ムルロ工房と 20 世紀の巨匠たち〜パリが愛したリトグラフ」を見てきました。



          ムルロ工房とは、ロートレックやミュシャが活躍していた時代よりも少し後の1920年以降特に1950年頃に数々の版画を作り出した印刷所です。

          パンフレットにも書かれている通り、シャガールやピカソそしてマティスなど日本人にもなじみの深い作家の作品を数多く世に出しました。

          一方でロートレックたちの時代には、アンクール社やシェイクス社。ミュシャではシュンプノア社などが有名です。

          今回この展示を見に行った最大の理由は、リトグラフの印刷機を見るためです!!

          ※この写真はイメージで実際に美術館で展示してあるものは違います。

          これが印刷機になります。

          石版は見る機会があっても、印刷機は滅多に観ることができないので、大チャンスです。

          また、展示でもムルロ工房以前のポスターも展示してあり、ロートレックやスタンランそしてボナール、さらに前のドラクロワの「ゲーテ」なども展示されていました。

          そして、出口というか入口というか会場の横ではリトグラフの作り方のビデオが流れており大変参考になります。

          この辺は、印刷会社の美術館というところを感じさせます。

          あとお庭もきれいで、平日にいったのですが、レストランは大混雑で入れませんでした。

          車でしか行けないような場所ですが大人気

          でも12日までなのでお早目に。

          今は、箱根でミュシャ・ラリック展、堺市ではミュシャ美術館がリニューアルと全国で開催しており、機会があれば行ってみたいと思います。

          ではでは、また。
           


          モンマルトル美術館がリニューアルオープン

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            前回パリに訪れたときは改装中だったモンマルトル美術館が、2014年10月17日にオープンしたので行ってきました。

            現在の企画展はこちら


            The Spirit of Montmartre and Modern Art 1875-1910

            フランス語だと

            L'Esprit de Montmartre et l'Art Moderne, 1875 - 1910

            で、今年2015年の9月25日まで開催しています。

            題名は「モンマルトルの精神と現代美術」となり、スタンランやウィレット、ロートレックの作品が多数展示されています。

            中でもぜひ見てほしいのが、


            アドルフ・ウィレット(Adolphe Willette)の油絵  Parce, Domine, parce populo tuo/ne in aeternum irascaris nobi
            と 

            アンドレ・ジルの油絵 lapin-agile(ラパン・アジル)です。

            lapin-agileはlapinがうさぎでagileが身軽や軽快という意味で「身軽なうさぎ」となります。モンマルトル美術館の裏に今もあるシャンソニエ、カフェ・コンセールでかつてはエディット・ピアフもここで歌ったそうです。

            上のウィレットの作品の題は特殊で、Parce Domineとういう聖歌の歌詞をそのまま題名にしています。この絵はキャバレー シャノワールの店内に飾られていたといいます。

            アドルフ・ウィレットはキャバレー シャノワールとも関係がとても深い画家なので、ほかの作品も機会があれば紹介したいと思います。

            まだまだ、たくさんの絵がかかっていますのでパリに行く機会がありましたらぜひ見てください。とってもおすすめです。


             


            ジャンヌ・アヴリル  絵と写真で見る女優・俳優たち

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              今日は、ジャンヌ・アヴリルについてです。

              ジャンヌ・アヴリルとは、ムーラン・ルージュでも活躍したダンサーで、2001年の映画「ムーラン・ルージュ」でニコールキッドマンが演じたサティーンのモデルともいわれています。


              1868年―1943年 75

               

              ドゥミ・モンデーヌ(高級娼婦)の母親とイタリア貴族の間に生まれる。貧困な少女時代を過ごし、ムーラン・ルージュのダンサーとなる。

               

              しかしジュンヌは独立して一人で踊るのをこのみ、他のダンスホールやカフェ・コンセールに出演する。

              映画とは違い、1911年に画家のモーリス・ビルスと結婚しています。


              ここから2枚は絵と写真の比較です!


               1番といってもいいほど有名な絵 1893年のロートレックの作品

                絵と同じポーズをとるジャンヌ・アヴリルの写真

                1899年のロートレックが描いたポスター
                同じポーズをとるジャンヌ・アヴリルの写真



              次は有名なポスターの紹介!!

               日本でも大人気な、ロートレックが描くディヴァン・ジャポネ 手前に座っている女性がジャンヌ・アヴリルです。

               1893年  レスタンプ・オリジナルの表紙 
               1896年 エグランティーヌ一座  一番奥がジャンヌ・アヴリル

                  実際のエグランティーヌ一座 左端がジャンヌ・アヴリル

              以上は有名な絵で、次の絵を知ってたら、かなりのロートレックマニアです。

               1893年 ロートレックとイベルスの連作「カフェ・コンセール」の1枚

              あと、ロートレックは油絵も描いていますが、それはまた別の機会に。

              ではでは、また〜次の記事までお待ちください!

              おまけの1枚
               ジャンヌ・アヴリルの夫 モーリス・ビルスの描いた絵です。

               


              絵と写真で見る女優・俳優たち

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                19世紀末から20世紀かけて活躍したポスター作家たち。いままで、字が主体のポスターから絵が主体のカラーポスターに移り変わっていった時代でもあります

                彼らポスター作家が描いたのは、風景ではなく、人。それも、女優や俳優、そして娼婦たちなどです。

                これからのブログでは、その時代描かれている人々を、絵と写真で紹介していきます。

                近代ポスターは、ジュール・シェレより始まります。

                ただしこのポスターの父であるシェレは、あまり決まったモデルがない。というよりは、むしろ常に同じような女性を描きます。
                (目が細く、同じ髪型、服の色は黄色が多くたまに赤,そして背景に青など)

                しばし、このシェレ風ともいわれるこの様式は一世を風靡し、またたくまに広がっていきます。

                以下にシェレの有名な絵を載せますので比較してみてください。




                それから何十年かして、ロートレックやミュシャなどという、有名な女優・俳優を描き、またその人を主役としたポスターが誕生し、時代は変わっていきます。

                それでは、次回より有名な女優や俳優を紹介していきます。

                トップバッターはジャンヌ・アブリ

                お楽しみに〜(^^♪


                 


                パリでロートレックを見る!!  その5 ムーラン・ルージュ!!

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                  パリでロートレックを見る!! その5 ムーラン・ルージュ!!

                   

                  いよいよ目的地のムーランルージュに到着です。




                  ムーラン・ルージュとはムーランが「風車」、ルージュが「赤」を意味しています。建物にそのまんま赤い風車が乗っています。

                   

                   


                  パリでロートレックを見る! その4 ディボン・ジャポネからシャ・ノワール移転地そして、ムーランルージュへ

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                    パリでロートレックを見る! その4 ディボン・ジャポネからシャ・ノワール移転地そして、ムーランルージュへ

                     

                    その3にて、ディボン・ジャポネの跡地にやってまいりました。



                    ここは現在でも DIVANという言葉は残っていて、DIVAN DU MONDEというコンサートやクラブになっています。

                    フランス語で、DIVANは東洋風な長椅子 ジャポネはもちろん日本。ちなみに現在のMONDEは世界という意味ですから、日本の長椅子から、世界の長椅子になったわけです。



                     


                    パリでロートレックを見る! その3 テルトル広場からル・シャノワール 開店の地へ

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                      パリでロートレックを見る! その3 テルトル広場からル・シャノワール 開店の地へ


                      前回やっとモンマルトルの中心テルトル広場につきました!

                      そして、テルトル広場はお土産屋さんや、そして何といっても似顔絵かきです。



                      こんな感じでみなさん書いてもらっています。

                       

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