マネ・シェレ・スタンランの黒猫

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    マネ・シェレ・スタンランの黒猫

     

    まず初めに紹介するのは、エドゥアール・マネが1868年に描いた「猫の逢引き」le Rendez-vous des chats

     

    「猫の逢引」エドゥアール・マネ

     

    この作品はシャンフルーリの本「猫たち」の宣伝用ポスター、マネの描いた黒猫はこの作品やオランピアが代表的な作品で後の芸術家たちに多大な影響を与えました。

     

     

    そしてこちらはジュール・シェレが1876年に描いたカフェ・コンセール「ロルロージュ(大時計)」の宣伝ポスターで題名は「猫のデュエット」

     

    「猫のデュエット」ジュール・シェレ

     

    この作品もマネの「猫の逢引き」に影響をうけていることがわかります。ただしここで面白いのは背景に描かれた月が満月から三日月になっていることで、この後のシャノワールに代表されるネコの絵には三日月が書かれることが多くなります。

     

    三日月が描かれる理由の一つとして三日月は日没後すぐに表れ数時間で沈みますので夜の営業開始時間を知らせる目印の説やすぐに消えてしまうことへの神秘性などいろいろと言われています。

     

    また1881年にモンマルトルにできたキャバレー「シャ・ノワール」もマネの影響を受けたとも言われており、

     

    アンリ・ピルの新聞「シャノワール」

     

    や、スタンランの「黒猫一座の巡業」

     

    に繋がっていきます。

     

    最後に興味深いのはシャノワールの創業者ルドルフ・サリが亡くなったあとの新聞「シャ・ノワール」の表紙はアンリ・ピルの絵からマネの「猫の逢引き」に変更していますので当時黒猫のイメージとしてマネの作品はやはり有名だったのだと思われます。

     


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