連載第12回:ジャン・ルイ・フォラン Jean Louis Forain(1852〜1931)

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    連載第12回:ジャン・ルイ・フォラン Jean Louis Forain(1852〜1931)

    このブログ連載はアルフォンス・ミュシャやトゥールーズ・ロートレックを含むアール・ヌーヴォーの有名な作品をポスターや版画を中心に絵と解説で紹介やアール・ヌーヴォーの大まかな歴史やポスター製法の用語(例えばリトグラフとは)などを更新いたします。アール・ヌーヴォーのポスター傑作集連載の第12回です。

     

     

    今回紹介する画家はジャン・ルイ・フォラン、日本でも油彩画の作品が美術館などに収められていますので名前を聞いたこのある人もいると思います。ポスター自体の製作は少ないのですが、彼は19世紀末を代表する版画家であり、特に挿絵の分野ではアドルフ・ウィレットやテオフィル・スタンランと並ぶ数多くの作品を手掛けるなど人気の高い画家でした。

     

    特に女性の描き方に特徴のある画家で

     

     

     

    上の写真のポスターは1894年の「第2回 新自転車展覧会」のものですが、左の女性の顔などは、後の60年代の漫画の顔を先取りしているともいえます

     

    上 ジャン・ルイ・フォラン(1894)

    下 ロイ・リキテンスタイン(1965)

     

     

    ジャン・ルイ・フォランは1852年にランスに生まれ、その後パリに移り14歳でデッサンを学び、エコール・デ・ボザールでジャン・レオン・ジェロームやフォランの作風に大きな影響を与えた風刺画家アンドレ・ジルに学び、マネやドガなどと親交を結び印象派の展覧会などにも作品を発表している。

     

    この頃より挿絵を描きはじめ「クーリエ・フランス」や「フィガロ」そして「ル・リール」などで活躍し、

     

     

    1896年のリール誌の表紙、この号は豪華で裏表紙はトゥールーズ・ロートレックが手掛けている。

     

    第一次世界大戦がはじまると戦争のスケッチなどを手掛けるようになり、晩年は油彩などが中心となっていきます。


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