ロートレックが考案したアブサンのカクテル「地震」

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    ロートレックが考案したアブサンのカクテル「地震」

     

    象徴派の画家ギュスターヴ・モローに”彼の絵画はすべてアブサンの力を借りて描かれた”と言われたほど、画家のトゥールーズ・ロートレックはアブサン(フランス語ではアプサン)を愛飲していました。2001年のアメリカ映画「ムーラン・ルージュ」でもロートレックと主役のユアン・マクレガーやその仲間たちがアブサンを飲み、緑の妖精の幻覚をみて歌うシーンが登場しています。

     

    アブサンは当時フランスで芸術家たちに大流行したお酒で、その中毒性と流行のためフランスでは1915年から製造を禁止されました。(現在はニガヨモギの成分が一定以下なら製造が解禁されています)特にアブサンが好きな画家としてゴッホとロートレックが有名で、ロートレックは友人のゴッホがアブサンを飲むところを絵にも描いています。

     

    そこで今回はそんなロートレックが自ら考案したアブサンのカクテル「地震」(トンブルモン・ドゥ・テール)を紹介します。

     

    トンブルモン・ドゥ・テール(Tremblement de terre)とはフランス語で地震を意味し、その名の通り飲むと体が揺れるほどアルコール度数の高いカクテルになります。地震という名のカクテルと聞けば、カクテルの詳しい方は、アースクエークと呼ばれる有名なアブサンを思い浮かべると思いますが、このロートレックが考案したカクテルはその原型とも言われているカクテルで現在のレシピとは異なります。

     

    アースクエークのレシピは、ジン・ウィスキー・アブサンに対して、トンブルモン・ドゥ・テールは、コニャックとアブサンで作ります。

     

     

    ロートレックが歌手イベット・ギルベールのために創作したと言われており、アブサン(69度)とコニャック(40度)を同量で割った、とても強いカクテルです。

     

    ロートレックの描いたシャンソン歌手イベット・ギルベール (リール誌1894年の挿絵)

     

    今回は、ステアでもシェイクでもなく普通に混ぜていますが、冷やしてもおいしいと思います。

     

    1:アブサングラスにアブサンを注ぎます。

     

     

    2:コニャックをアブサンと同量注ぎます。

     

    3:軽く混ぜ出来上がり。

    ロートレックも「ちびちびと、だがしょっちゅう飲まないといけない」と言っていましたので、ちびちびと時間をかけてお飲みください。

     

    イベット・ギルベールのために作られたカクテルなので、イベット・ギルベールと

     

    ロートレックの写真も一緒に

     

    アブサンはメーカーによって味も色も違います、ぜひいろいろなアブサン、コニャックでお試しください。


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