「接吻」 1898年 ペーター・ベーレンス

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    「接吻」 1898年 ペーター・ベーレンス

     

     

    「接吻」Der Kuss 1898年

    ペーター・ベーレンス Peter Behrens

     

    画家であり建築家でもあったペーター・ベーレンスの作品。アール・ヌーヴォー独特の植物のような曲線を髪の毛で表現していながら、色数が少なく、背景はシンプルだが髪の毛を複雑に絡み合わせることでデザインを形成しているなど、フランスのアール・ヌーヴォーとはまた違い、ドイツのアール・ヌーヴォーらしい作品。またこの作品はアール・ヌーヴォーでは珍しくリトグラフではなく木版印刷になります。

     

     

    ドイツ語圏のアール・ヌーヴォーをユーゲント・シュティールと呼び、フランスやベルギーのアール・ヌーヴォーとはまた少し違った作風になります。ユーゲント・シュティールには有名なグループがあり、ペーター・ベーレンスに代表されるミュンヘン分離派とクリムトに代表されるウィーン分離派などが代表格となります。

     

    作者のペーター・ベーレンスはミュンヘン分離派の画家・デザイナーでしたがのちに建築家に転向しドイツ工作連盟に参加します。ペーター・ベーレンスは建築家としても著名で彼の事務所には世界遺産に作品が登録されたル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエ、ヴァルター・グロピウスなどが一時期在籍していました。

     

     


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