ポール・ベルトンの描くサラ・ベルナール

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    ポール・ベルトンの描くサラ・ベルナール

     

    今回紹介する作品はポール・ベルトンのサラ・ベルナール

     

     

    ポール・ベルトンは、前にポスターで紹介しましたウジェーヌ・グラッセの弟子で、同じく19世紀末のパリで活躍しました。

     

    Paul Berthon

    ポールベルトンは1872年にフランスのローヌ地方で生まれ、パリに出てウジェーヌ・グラッセに師事しますが1909年にわずか37歳で亡くなります。

     

    グラッセともミュシャとも違う繊細なそれでいてアールヌーボの画家らしく花や植物を女性に絡めて描くのを得意としていました。

    またベルトンは初期こそ師であるグラッセの作風を模していますが、徐々に色をあまり多用せず象徴主義的な側面が強くなります。

    この作品は良い例で、背景の百合の花や衣装などからサラ・ベルナールが1895年に演じた舞台「遠国の姫君」のメリザンドであると思われますが、実際の舞台ではメリザンドは百合の冠をかぶっていましたが、ベルトンはそれを百合の花畑の中にいることでうまく百合の冠を表現しています。

     

    下記の写真は、百合の冠をかぶったサラ・ベルナール

    頭の両側に百合をモチーフにした装飾がつけられているのがわかります。

     

    この百合の冠のデザインはアルフォンス・ミュシャが行いラリックが製作したため、ミュシャも百合の冠をかぶるメリザンドを描いています。

     

     


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